八王子駅の歯医者|歯周病が心臓や血管に影響?全身の健康に関わるお口の病気

皆さん、こんにちは。
八王子市寺町の歯医者【かんのデンタルオフィス】です。
歯周病はお口だけの問題だと思っていませんか?
もしかすると、歯ぐきが腫れたり出血しても、「このくらいなら大丈夫」とそのままにしてしまったことがあるかもしれません。
そうした方にぜひ知っていただきたいのは、歯周病が、じつはお口の中だけにとどまらない病気だということです。
歯周病は、歯ぐきの炎症を引き起こす細菌やその毒素が血流を通して全身に広がり、糖尿病や心疾患などのリスクを高めることが知られています。
さらに、お口の中の細菌を誤って気管に吸い込むことで、誤嚥(ごえん)性肺炎の原因になることもあります。
お口の健康は、全身の健康にも深く関わっているのです。
もし現在、歯周病に心当たりがある場合は、それにより生じる全身への影響を考え、早めの改善や予防に努めることが大切です。
歯周病をそのままにしておくと、気づかないうちに深刻な健康問題へと発展することがあります。
歯周病を予防するためには、適切な治療や定期的なケアが不可欠です。
今回は、歯周病が全身の健康にどのように影響するのか、また、その予防法についてご紹介します。

菅野 岳志 院長
経歴岩手県立大船渡高等学校
日本大学松戸歯学部
日本大学松戸歯学部附属病院臨床研修医修了
日本大学大学院松戸歯学部歯学研究科組織学専攻修了
医院名:かんのデンタルオフィス
所在地: 〒192-0073 東京都八王子市寺町46 ラグゼナ八王子寺町 1F
歯周病はお口だけの問題ではない~全身に広がるその影響~

歯周病は、お口の中で進行する病気ですが、その影響はお口の中にとどまりません。
特に、歯周ポケット(歯と歯ぐきの境目の溝)では慢性的な炎症が起こり、そこで増えた細菌や炎症性物質が血流に乗って全身をめぐることがあります。
そのため、歯周病が進行すると、見えないところで全身に深刻な影響を与える可能性があるのです。
歯周病を予防するためには、歯ぐきの炎症が軽度な段階で気づき、早期に対処することが重要です。
軽い腫れや出血を見逃さず、すみやかに治療を受けることができれば全身への影響を未然に防げます。
歯周病が全身疾患を引き起こすメカニズムは複雑ですが、炎症のコントロールと定期的な専門的クリーニングを通じて、健康な生活を守ることが可能です。
歯周病が関係するおもな病気

歯周病が引き起こす全身の健康への影響は非常に広範囲です。
特に、以下の病気と深く関連していることが明らかになっています。
| 影響を受ける部位 | 関連する病気 | 病気の説明 |
|---|---|---|
| 脳 | 脳梗塞・アルツハイマー型認知症 | 歯周病による炎症が血管に悪影響を与え、脳の血流を妨げることで脳卒中や認知症を引き起こすリスクが高まります |
| 心臓 | 狭心症・心筋梗塞 | 歯周病による炎症が血管に広がり、動脈硬化や心筋梗塞のリスクを高め、心臓への負担を増加させます |
| 血管 | 動脈硬化 | 歯周病の炎症が血管にダメージを与え、血管の内壁を厚く硬くして動脈硬化を進行させ、心血管疾患のリスクを高めます |
| 肺 | 誤嚥(ごえん)性肺炎 | 歯周病菌が誤って肺に入ることで誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが増加します。特にシニア世代の方に多く見られます |
| おなか(消化器) | 肥満 | 歯周病と肥満には密接な関係があり、歯周病の炎症が代謝異常を引き起こし、肥満を助長する可能性があります |
| 骨 | 骨粗しょう症 | 歯周病が進行すると、骨を支える力が低下し、骨粗しょう症を引き起こす可能性があります |
| 子宮 | 低出生体重児出産・早産 | 妊娠中の歯周病は、低出生体重児出産や早産のリスクを高めることが示されています |
| すい臓 | 糖尿病 | 歯周病の炎症が続くことで、血糖値のコントロールが難しくなり、糖尿病を悪化させる可能性があります |
歯周病とはどんな病気?
歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨に炎症を引き起こす病気で、進行すると歯を失う原因になります。
多くの人が軽視しがちですが、じつは全身にも深刻な影響を及ぼすことがわかっています。
歯周病の原因は?どのように進行する?

歯周病は、歯に付着した歯垢に含まれる細菌が原因となって炎症が引き起こされます。
歯ぐきが赤く腫れたり、出血したりすることが初期症状です。
放置しておくと、歯を支える骨を溶かすことになります。
初期段階の歯周病
歯ぐきの腫れや出血が見られる段階です。この時期に治療を始めると、進行や重症化を防ぐことができます。
進行段階の歯周病
炎症が歯を支える骨にまで広がると、歯がグラグラしてしまい、最終的には歯を失うことになります。
歯周病の予防と治療法
歯周病の予防には、毎日の歯磨きが基本です。
また、定期的に歯科でクリーニングを受けましょう。早期に発見し、治療を始めることで、歯を守ることができます。
歯周病が全身の健康に与える影響~糖尿病、心疾患、誤嚥性肺炎のリスク~
歯周病はお口の健康だけでなく、全身の健康にも深刻な影響を与える病気です。
その影響を少しでも早く知り、対策を講じることが重要です。
歯周病と糖尿病の関係~血糖値への影響~

糖尿病と歯周病は、互いに悪影響を与え合う関係にあります。
歯周病が血糖値を悪化させる
歯周病の炎症が体内で続くことで、インスリンの効果が低下し、血糖値のコントロールが難しくなります。
糖尿病の患者さんは、歯周病が進行しやすいので、血糖値をコントロールするためには歯周病の治療を行うことも重要です。
糖尿病が歯周病を悪化させる
反対に、糖尿病の患者さんは免疫機能が低下しているため、歯周病が進行しやすくなります。
糖尿病と歯周病は、相互に悪化させる関係にあるため、両方を管理・改善することが必要です。
歯周病と心疾患~動脈硬化のリスク~

歯周病によって引き起こされる炎症が血液を通じて全身に広がり、心血管(心臓と血管)に影響を与えることがあります。
動脈硬化の進行に拍車をかける

歯周病による炎症が血管に悪影響を及ぼし、動脈硬化を進行させることが確認されています。
動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患のリスクが高まります。
心筋梗塞や脳卒中のリスクを増加させる

歯周病による炎症が血管の壁にダメージを与えることで、心筋梗塞や脳卒中のリスクが増加します。
このため、歯周病の予防は心血管疾患の予防にもつながるといえます。
歯周病の予防方法~早期治療と定期的なケア~
歯周病を予防するためには、早期発見と治療が最も重要です。
さらに、定期的な歯科クリーニングを受けることも予防には欠かせません。
歯周病の「早期発見と早期治療」の重要性

歯周病は初期段階では症状が軽いため、気づかないうちに進行してしまうことが多いのが特徴です。
初期症状に注意
歯ぐきが腫れたり、血が出たりする症状が見られたら、すみやかに歯科医院で診察を受けましょう。
歯周病は早期に治療すれば、進行を防ぐことができます。
歯周病治療を早期に受けるメリット
早期治療を受けることで、歯を失うことを防ぎ、全身の健康への影響を最小限に抑えることができます。
定期的な歯科クリーニングで予防する

歯科医院での定期的な検診とクリーニングは、歯周病の予防に非常に効果的です。クリーニングで歯垢や歯石を取り除き、歯周病の進行を防ぎます。
定期検診・クリーニングのメリット
▪歯垢や歯石の除去
▪歯周病の早期発見
▪口臭の予防
▪歯の健康を維持する
定期的に歯科クリーニングを受けることで、健康なお口を保ち、歯周病のリスクを減らすことができます。
お口にやさしいクリーニング歯面清掃装置「エアフロー」

当院では、歯のクリーニングのために歯面清掃装置「エアフロー」を導入しています。
この装置は、ウォータースプレーと粉末薬剤を歯に吹き付けて、歯垢や着色汚れを除去するパウダークリーニング用の装置です。
特に歯ブラシが届きにくい歯周ポケット内部や歯と歯のすき間までしっかり清掃でき、歯や歯ぐきを傷つける心配もありません。
エアフローの特徴とメリット
▪徹底した歯垢除去
エアフローは、歯面に付着した歯垢や着色汚れを、従来の歯ブラシでは取りきれない部分まで除去します。
特に、歯周ポケット内の汚れや歯のすき間まで、しっかりとアプローチできます。
▪快適なクリーニング
従来の機器と異なり、歯面清掃装置「エアフロー」は痛みを感じにくく、歯や歯ぐきにやさしいクリーニングを行います。
処置後すぐに日常生活に戻れるため、忙しい方にもおすすめです。
▪保険診療が適用
当院では、保険診療でも歯面清掃装置「エアフロー」によるパウダークリーニングが受けられます。
コストを抑えつつ、高品質な歯周病予防ケアを継続できるのが特徴です。
定期的にエアフローを利用することで、歯周病の進行を防ぎ、健康的な歯と歯ぐきを維持することができます。
自宅でできる歯周病対策

歯周病は毎日のケアによって予防することができます。
歯垢1mgには10億個以上もの細菌が存在するとされており、歯周病の予防や改善には、毎日の歯磨きで歯垢をしっかり落とすことが欠かせません。
また、歯周病を改善することは口臭予防にも効果的です。
参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~|プラーク / 歯垢(ぷらーく) >
正しい歯磨きを行う
歯と歯ぐきの境目を意識して、やさしく歯磨きを行いましょう。強く磨きすぎると歯ぐきを傷つけることがあるので注意が必要です。
デンタルフロスや歯間ブラシの活用
歯と歯の間の汚れを取り除くために、デンタルフロスや歯間ブラシを使用しましょう。
歯ブラシだけの歯磨きよりも歯間清掃率を高めることができ、効果的な歯周病予防につながります。
フッ化物配合歯磨剤で予防効果アップ
家庭用の「フッ化物配合歯磨剤」では、1,000~1,500ppm程度のフッ化物濃度が一般的で、使用を継続すると歯周ポケット内の細菌数減少や歯ぐきの炎症軽減が期待できます。
フッ化物配合歯磨剤の濃度と使用量の目安
▪歯の萌出〜2歳:900~1,000ppmF/米粒大(約1〜2mm)
▪3〜5歳:900~1,000ppmF/グリーンピース大(約5mm)
▪6歳〜成人・シニア世代の方:1,400~1,500ppmF/歯ブラシ全体(約1.5〜2cm)
上記を目安に製品を選び、使用しましょう。歯磨き後はうがいを少量の水で行い、有効成分がお口に残るようにするのがポイントです。
また、フッ素(フッ化物)は歯の表面を強化する働きがありますので、歯科医院でのフッ素塗布を定期的(年2回以上)に受けることをおすすめします。
参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~|フッ化物歯面塗布 >
参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~|フッ化物配合歯磨剤 >
歯周病の予防や治療は「かんのデンタルオフィス」にご相談ください

八王子市寺町の歯医者【かんのデンタルオフィス】は、歯周病の予防と早期治療に力を入れ、歯垢・歯石の除去やブラッシング指導まで丁寧に行っています。
進行したケースでは、必要に応じて歯周外科治療にも対応し、できる限り歯を残すための治療を心がけています。
JR「八王子」駅から徒歩7分、京王線「京王八王子」駅からも徒歩圏内で、バス停「南町」「寺町北」からもそれぞれ徒歩2分とアクセス良好な立地です。
お口や歯ぐきの変化が気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。




